W'UP★5月3日~6月22日 スキマをひらく Exploring the Gap 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都市下京区)

スキマをひらく Exploring the Gap
会 期 2025年5月3日(土・祝)~6月22日(日)
会 場 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都府京都市下京区下之町57-1)
開館時間 10:00~18:00
休館日 月曜日(ただし5月5日(月·祝)は開館、翌平日の5月7日(水)を休館)
入場料 無料
ホームページ https://gallery.kcua.ac.jp/
お問合せ 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 電話番号 075-585-2010
主 催 公立大学法人京都市立芸術大学
助 成 芸術文化振興基金
企 画 藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA チーフキュレーター/プログラムディレクター)
出展作家 乾久美子、小山田徹、田中功起、副産物産店




--いまの時代に「共に生きる」ための、表現者たちによる実践
世界のあちこちで分断と対立が深刻化し、先行きが不透明な時代にわたしたちは生きています。そうしたなかで、多様な背景をもち、考え方もそれぞれに異なる人々が歩み寄り、共に生きていくためにはどうすればよいのでしょうか。本展では、人々が時間と場所を共にし、対話を重ねることによって広がる可能性について、乾久美子、小山田徹、田中功起、副産物産店の4組の作品や実践を通して考察します。
見どころ
1. 田中功起は「共に生きるとは何か」というテーマのもと、人々の協働や共同体のあり方を問い直す活動を長年続けてきました。本展では、2017年にミュンスター彫刻プロジェクトで発表された作品《Provisional Studies: Workshop #7 How To Live Together, And Sharing The Unknown》(一時的なスタディ︰ワークショップ7 未知なものを共有し、いかにしてともに生きるか)の日本語字幕版・マルチチャンネル・フルバージョン映像を初公開します。
2. 京都市立芸術大学の新キャンパス設計JVのリーダーである乾久美子は、日常で、また仕事先で出会った、誰がつくったのかわからないけれど、生き生きとして、人の温もりを感じることのできるささやかな場所を「小さな風景」と呼び、長年調査を続けています。本展では、協力者と共に撮り溜められたこれらの記録から、「小さな風景」の育て方について、あらためて考察します。
3. 矢津吉隆、山田毅による「副産物産店」は、制作の現場から出る廃材など、いずれは捨てられる運命にあったモノたちを「副産物」と呼び、それらを回収・活用・販売する活動を行ってきました。本展では、鑑賞者が「副産物」の循環と活用をさまざまな角度から体験し、現代社会が直面するさまざまな問題にむきあう場を展開します。
4. この4月に本学理事長兼学長に就任した小山田徹は、数十年にわたって「共有空間の獲得」をテーマとした活動を続けてきました。本展では、小山田の活動に約15年間寄り添ってきた小屋状の作品《浮遊博物館》をキャンパス内に設置し、それを起点とした共有空間の獲得を試みます。また、会期中の週末に「ウィークエンドカフェ」を開催します。
関連イベント
オープニング・トーク
出展作家によるトークを実施します。
日時 2025年5月3日(土·祝)14:00~16:00
会場 @KCUAおよびキャンパス内屋外
小山田徹「ウィークエンドカフェ」
会期中の毎週末に、ゆるやかに集うことのできる共有空間が出現します。飲食物の持ち込み歓迎。トーク、「移動式芸術資源循環センター」、「イヌ場」なども開催予定です。
※開催時間は目安です。天候などの理由により、変更の可能性もあります。
日時 2025年5月3日(土·祝)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、6月6日(金)、14日(土)、21日(土)
金曜日は17:00~20:00頃、土曜日は11:30~20:00頃開催。
会場 小山田徹作品周辺(屋外·@KCUA南側窓面付近)
副産物産店ワークショップ「Balance and Fixation──彫刻のための協働行為、あるいは協働のための彫刻行為」
副産物産店が日々蒐集している“副産物”を素材に、二人一組になって即興的に立体作品を制作します。
日時 2025年5月24日(土)15:00~17:00(要事前申込)
会場 @KCUA·副産物産店作品周辺
など、本展に関連するイベントを多数開催いたします。詳しくは@KCUAウェブサイトでご確認ください。
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