W'UP!★8月26日~12月3日 横浜開港資料館・横浜都市発展記念館合同特別展 関東大震災100年「大災害を生き抜いて-横浜市民の被災体験-」/11月16日~11月29日 横浜市庁舎の関東大震災 横浜開港資料館(横浜市中区)

W'UP!★8月26日~12月3日 横浜開港資料館・横浜都市発展記念館合同特別展 関東大震災100年「大災害を生き抜いて-横浜市民の被災体験-」/11月16日~11月29日 横浜市庁舎の関東大震災 横浜開港資料館(横浜市中区)
 
特別展チラシ(表)

2023年8月26日(土)~12月3日(日)
横浜開港資料館・横浜都市発展記念館合同特別展

関東大震災100年「大災害を生き抜いて-横浜市民の被災体験-」

貴重な「個人の記録」と初公開資料から、関東大震災当時の横浜をたどる
 100年前の大正12(1923)年9月1日、横浜を悲劇が襲います。午前11時58分、神奈川県を震源とするマグニチュード7.9の大正関東地震は、南関東一帯の大地を揺らしただけでなく、都市部において同時多発的な火災を引き起こしました。これによって国際的な貿易都市だった横浜は僅か一日で焼け野原となります。
 今日、「関東大震災」と呼ばれるこの地震災害では、全体で約10万5000人、横浜市でも推定26,623人が犠牲となったほか、多くの負傷者を出します。また、都市の社会基盤が崩壊するなか、不正確な情報も飛び交い、被災地は大混乱となりました。さらに外国人を含めた被災者たちは横浜の地を離れていきます。そうしたなか、大災害を生き抜いた横浜市民は、自らの体験を日記や回想録、写真等に残していきました。
 本展示では、これまでの調査研究の成果を踏まえつつ、横浜の関東大震災を残された個人の記録から再現していきます。

いえが倒壊する地震発生時の様子を描いたスケッチ
地震発生時の八木熊次郎(彩霞) 大正12 (1923)年9月 八木彩霞画『関東地方大震災画録』 横浜開港資料館保管

特別展の見どころ・主な展示資料
1. 大災害を生き抜いた「個人の記録」を紹
 元街小学校の教師であった八木熊次郎(彩霞)の日記やスケッチ、横浜貿易新報社(現在の神奈川新聞社)記者だった竹内八十吉(枯山)、老松小学校6年生だった葛城久子の体験記など、大災害を生き抜いた個人が残した記録を紹介します。

高島山から見た横浜の大火災
高島山から見た横浜の大火災 大正12(1923)年9月 八木彩霞画 『関東地方大震災画録』 横浜開港資料館保管
八木彩霞画『関東地方大震災画録』
八木彩霞画『関東地方大震災画録』 横浜開港資料館保管

2. 「中野春之助旧蔵資料」を初公開
 今回、横浜都市発展記念館に新たに寄贈された中野春之助(横浜市電気局職員)の遺したガラス乾板と「横浜市電気局写真アルバム」を初公開します。
関東大震災を撮影した写真は多く残っていますが、撮影者や来歴等が明確な写真資料は数えるほどしかありません。寄贈された39枚のガラス乾板は全てこれら撮影に関する情報が分かります。また、ガラス乾板のデジタル化によって得られた高精細な画像からは、被害の詳細な情報を読み取ることができます。
「横浜市電気局写真アルバム」は、震災前後の横浜市電気局の活動を記録したもので、未発表の写真を多く含み、震災発生1カ月前の横浜駅や桜木町駅、馬車道など、穏やかな日常を過ごす市民の姿、街の様子が分かります。いずれも100年前の震災発生前後の姿を比較でき非常に貴重です。

関東大震災発生前の 桜木町駅(初代横浜駅)
関東大震災発生前の 桜木町駅(初代横浜駅) 中野春之助撮影 横浜都市発展記念館所蔵
関東大震災発生後の 桜木町駅
関東大震災発生後の 桜木町駅(初代横浜駅) 中野春之助撮影 横浜都市発展記念館所蔵

会 期 2023年8月26日(土)~12月3日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料 一般500円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上250円
毎週土曜日は高校生以下無料 毎月第2水曜日「濱ともデー」は市内在住65歳以上無料
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
会 場 横浜開港資料館 企画展示室(神奈川県横浜市中区日本大通3)
アクセス みなとみらい線「日本大通り」駅④番出口から徒歩2分
主 催 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団(横浜開港資料館・横浜都市発展記念館)
共 催 横浜市教育委員会
後 援 朝日新聞横浜総局 神奈川新聞社 産経新聞社横浜総局 東京新聞横浜支局 毎日新聞社横浜支局 読売新聞横浜支局 NHK横浜放送局 tvk FMヨコハマ 神奈川県博物館協会神奈川震災100年プロジェクト
特設ウェブサイト http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/shinsai100th/


イベントキービジュアル

2023年11月16日(木)~11月29日(水)
関東大震災100年 横浜市庁舎の関東大震災

 2023年は、関東大震災から100年目の節目の年にあたり、震災当時の横浜市庁舎を中心とした横浜市街地の被災状況を、ガラス乾板写真に記録された鮮明な画像を中心に分析・紹介します。

みどころ
1.  カラーで甦る関東大震災直後の横浜市街地の様子
 NHKの協力により、横浜開港資料館が所蔵する、横浜市街地を望むガラス乾板で撮影されたパノラマ写真に着色しました。 関東大震災後、伊勢山(現在の横浜市西区)から横浜港を臨む写真からは、これまで読み取れなかった被災状況が鮮明に伝わります。

2. 被災してもなお復旧へ一丸となって取り組む市職員の姿
 横浜都市発展記念館·横浜開港資料館が所蔵する、関東大震災後の市内の状況を映した写真により、被災した2代目の横浜市庁舎の様子や、仮庁舎で懸命に復旧に向かう市長以下、職員の姿を紹介します。

会 場 横浜市役所2階プレゼンテーションスペース
会 期 2023年11月16日(木)~11月29日(水)
時 間 9:00~20:00 
観覧料 無料
主 催 公益財団法人 横浜市ふるさと歴史財団
共 催 横浜市教育委員会
協 力 NHK横浜放送局、NHKエデュケーショナル

関連企画
展示解説
会場 横浜開港資料館 企画展示室
9月1日(金)、10月14日(土)、11月11日(土)、12月2日(土)各日とも13:30~(30分程度)

記念講演会「日本史のなかの関東大震災-防災から防空へ-」※事前予約制
日時 9月30日(土)14:00~16:00
講師 土田 宏成氏(聖心女子大学現代教養学部史学科教授)
会場 横浜開港資料館 講堂
定員 50名
参加費 500円
申込 https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/event/entry.php?eventCorner=entry&event_id=755

ミニ展示 (会場:横浜開港資料館 ミニ展示コーナー)
「関東大震災を伝える 災害写真の形成と展開」~8月25日(金)
「古き横浜の壊滅 O.M.プール旧蔵資料より」8月26日(土)~11月30日(木)
「丹沢地震100年」 12月1日(金)~2024年2月15日(木)

ガイドツアー「関東大震災の被災体験を歩く」
10月18日(水)、10月28日(土)、11月3日(金祝)、11月21日(火)
※事前申込 NPO法人横浜シティガイド協会(TEL 045-228-7678)へ
https://www.ycga.com/

関連書籍「関東大震災100年 関東大震災と横浜 ―廃墟から復興まで―」販売
判型:A4判80ページ 価格:未定 関東大震災90年を期に刊行した同書を特別展にあわせて増補改訂しました。

横浜開港資料館へのアクセス
みなとみらい線「日本大通り」駅4番出口から徒歩2分。
JR関内駅(南口)、市営地下鉄関内駅から徒歩約15分。
JR桜木町駅から市営バス「日本大通り駅県庁前」下車、徒歩1分。
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/index.htm

お知らせ
横浜都市発展記念館は、全館空調機更新工事のため、2024(令和6)年夏頃まで休館しています。
http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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