W'UP!★11月20日開館〜  I’Museum Center(市原歴史博物館)

W'UP!★11月20日開館〜  I’Museum Center(市原歴史博物館)

 

2022年11月20日(日)開館〜
I’Museum Center(市原歴史博物館)

 市原市では、1990年に、市内の埋蔵文化財の調査研究と発掘調査で出土した文化財を整理保存し、これらの普及活動を通して、市民生活の向上と地域文化の充実に寄与することを目的に「埋蔵文化財調査センター」が誕生しました。今回、市内の歴史遺産の価値や魅力を市民により分かりやすく伝えるため、「埋蔵文化財調査センター」を増築・改修し、新しく「I’Museum Center(アイミュージアムセンター)」を開館します。

展示内容「上総、そして市原へ―昔と今をつなぐ旅―」
 市原市の各時代の歴史は、東京湾と養老川との地理的・風土的関わりが密接にみられることから、「東京湾と養老川が織りなす市原の歴史への旅」を基本テーマとし、各展示へとつながる構成となっています。常設展示では、6つの基本テーマのもと、定期的に展示替えを行いながら構成します。

6つのテーマ
A:自然環境への適応
B:フサの原像
C:国府は市原郡にあり
D:民衆のちから
E:農・漁村から工業都市へ
F:くらしの姿と生活道具

見どころ

「王賜」銘鉄剣の展示
 5世紀に造られた「稲荷台1号墳(山田橋)」から出土した実物の鉄剣を展示します。鉄剣は長さ約73cmほどに復元でき、剣の持ち手寄りの部分に、「王賜」ではじまる銀象眼の銘文が発見されました。当時のヤマト王権の大王が古墳の被葬者に鉄剣を授けたことを表現したものと考えられます。また、古墳から出土した銘文入り刀剣は全国でも7例しかなく、非常に貴重です。本館ではこの鉄剣を360度じっくり観察することができます。合わせて、鉄剣の意義や王が誰なのかをご紹介します。


五大力船の舵
 「五大力船」は、江戸時代から昭和初期まで江戸東京との間で活躍した海川両用の貨客船です。船の長さは最大20mに及び、舵も3.5mもあり迫力があります。五大力船の舵としては現存する唯一の資料で、とても貴重です。


歴史体験館
 「I’Museum Center(市原歴史博物館)」 に隣接する「歴史体験館」では、市内の発掘現場、竪穴建物、古墳、納屋風建物を再現し、実際の遺物を発掘する「発掘体験」や「古墳時代の生活体験」、「古代衣装体験」、昔の生活道具や農具を使ったり、昔の遊びを体験する「少し昔のくらし体験」、「貝輪」や「勾玉」などを作るものづくり体験など様々な体験プログラムを用意しています。
 「納屋風建物」や「竪穴建物」は、開館前から市民とともに作り上げてきた もので、左官の技術を使った土壁塗りや、建物に使用する木材の加工技術、屋根の上に土をかぶせる「土ぶき」など、ワークショップを通して当時の建物を再現しました。


市民と作り上げた市内の歴史フィールドマップ
 館内のエントランスには、市原市内の歴史文化遺産をまとめた大きなフィールドマップを展示しています。国分寺台をはじめ市内の歴史スポットやそれらを巡る散策コースを紹介しています。
 このフィールドマップは、スポットの選定から散策コースの検討まで行い、市民と一緒に作り上げたものです。

市原市の歴史について
 「いちはら」が人々の生活の舞台となってから約3万5千年。悠久の歴史を積み重ねてきたこの地には、先人たちによって培われてきた貴重な歴史遺産が数多く残されています。東日本最古級の古墳「神門5号墳(惣社)」、国産最古の銘文鉄剣である「王賜」銘鉄剣が出土した「稲荷台1号墳(山田橋)」、古代上総国の政治、文化の中心地であったことを象徴する「史跡上総国分寺跡」などがあります。
 さらに、2020年1月には、千葉県市原市田淵にある地層が、一番新しい地磁気逆転の記録が世界で最もよく残っていることから、時代を分ける境界を示す地層として世界に認められ、約77万4千年前から12万9千年前までの時代が「チバニアン」と名付けられました。

I’Museum Center(市原歴史博物館)館長 鷹野 光行 コメント
 市原歴史博物館は、大人も子供もここに来れば市原の歴史のことが何でも分かり学べる、見て触れて体験できる博物館です。そして何よりも地域の方々に愛され、周りの人たちに自慢できる博物館となります。
 展示室には将来国指定の文化財となることが予想される「王賜」銘鉄剣をはじめ、市原から出土し保存されてきた様々な資料が並び、ほかの博物館にはないタッチパネルの展示装置や、五大力船の舵とそれを使った映像展示など、見どころは上げたらきりがないくらいです。

住所千葉県市原市能満1489
TEL0436-41-9344
WEBhttps://www.imuseum.jp/
開館時間*19:00~17:00
休み*2月曜日(ただし祝日の場合、翌平日)・年末年始
ジャンル*3歴史、自然科学、考古学
入場料*4一般300円、高校生200円 ※中学生以下無料
アクセス*5JR内房線五井駅より小湊バス「中央武道館」行き乗車約20分「埋蔵文化財センター」(終点)下車、徒歩2分。JR内房線八幡宿駅より小湊バス「山倉こどもの国」行き乗車約15分「山田橋東」下車、徒歩10分 ※運行情報にご注意ください!
収蔵品 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

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