W'UP★5月14日~5月29日 入江明日香展 2026―月影とまどろみ 大阪髙島屋 7階グランドホール(大阪市中央区)

入江明日香展 2026―月影とまどろみ
会 期 2026年5月14日(木)~5月29日(金)
会 場 大阪髙島屋 7階グランドホール(大阪府大阪市中央区難波5-1-18)
開館時間 大阪会場:10:00~18:30(19:00閉場)※最終日は16:30まで(17:00閉場)
休館日 会期中無休
入館料 特典付き入場券 1500円(一般のみ)、一般 1200円(1000円)、大学・高校生 1000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は前売り料金
ホームページ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/irieasuka_exhibition/index.html
入江明日香氏(1980年東京生まれ)は、一版多色刷りの高度な技法を探求し、自身の版画作品を素材としてコラージュする独自のミクストメディア表現を確立しました。本展では、2023年制作の六曲一隻屏風《黒雲妖炎龍図》の対となる新作《夢幻対峙之図》を一双屏風として初公開するほか、過去の代表作や近年の新作約60点を展示します。
入江氏は多摩美術大学大学院前期課程美術研究科版画領域を修了後、2012年には文化庁新進芸術家海外研修員としてパリに1年滞在しました。髙島屋では2018年に横浜店と京都店で大規模な回顧展、2023年には日本橋髙島屋開店90年を記念した個展を開催。歌舞伎「高麗屋三代」とのコラボレーション作品も発表するなど、その表現領域は広がりを見せています。
- La Volière de la Lune(月の鳥籠) 2025年 ミクストメディア 90×70cm 個人蔵
- La forêt blanche(白い森) 2016年 ミクストメディア 170×122cm 個人蔵
- Un matin d’hiver à Paris(パリの冬の朝) 2017年 ミクストメディア 70×60cm 個人蔵
- Parures du cosmos(宙のもよう) 2025年 ミクストメディア 53×45cm 個人蔵
- Hachi le chat, chef cuisinier(猫のシェフ“ハチ”) 2019年 ミクストメディア 40×30cm 個人蔵
- 平成 東海道五拾三次之内:日本橋 (入江明日香オリジナル) 2015年 ミクストメディア 60×50cm 丸沼芸術の森
本展の見どころは、以下の6つの構成に沿って入江作品の世界観を深く堪能できる点です。
I. 初期の抽象と版画表現の変遷
現在のミクストメディア作品を支える初期からの抽象表現や一版多色刷りなどの版画技術に焦点を当てます。愛用の道具類や版画のモチーフも参考展示。昨年初挑戦したリトグラフ作品も原画とともに披露します。
II. アンドロギュヌスな勇士たち
入江作品の中でも人気の高い、中性的な魅力をたたえた勇士たちが勢ぞろい。動物を従え鎧甲冑に身を包んだ美しい戦士たちは、見えない世界で私たちを守ってくれているかのようです。
III. フランスからの便り
文化庁新進芸術家海外研修員としてパリに派遣された後も幾度となく同地を訪れ、街の風景やモチーフを取り入れた作品を数多く制作。作品タイトルにフランス語を用いることも彼女ならではの特徴です。
IV. かわいい動物 vs 妖しい動物
愛らしい動物たちと、魔界から現れたかのような恐ろしくも美しい動物たち。相反するテイストながら、どちらも作家の遊び心と想像力から生まれた魅力あふれる作品群です。
V. 和のエッセンス
節句や暦、陰陽五行、歌舞伎など日本の伝統文化に着想を得た作品を通じて、「和」の精神と現代美の融合を探ります。新作《夢幻対峙之図》(虎を主題)を《黒雲妖炎龍図》(龍を主題)と六曲一双の屏風として初公開。また「東海道五十三次」シリーズをはじめとする過去の名作へのオマージュ作品も展示します。
VI. 映像コーナー
六曲一双の大型屏風《L'Alpha et l'Oméga(始まりと終わり)》の右隻に描かれた馬に乗って疾走する戦士をベースに制作されたアニメーション映像を大画面で放映します。入江氏の描いたパーツそれぞれが動き出し、見る人を異次元空間へと導きます。

入江明日香 プロフィール
1980年 東京都に生まれる
2004年 多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科版画領域修了
2006年 平成17年文化庁新進芸術家国内研修員修了
2012~13年 平成24年度文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスに滞在
美術館・画廊にて個展・グループ展多数
公式ウェブサイト https://www.asukairie.com
入江明日香氏からのメッセージ
「初期作から最新作まで、私の歩みを辿る展覧会となりました。龍虎が対峙する六曲一双屏風の初披露に加え、昨今はリトグラフへの挑戦や映像という新たな表現にも踏み出しています。伝統と革新の間を揺れながら、自分なりの表現のかたちを探り続けています。ご覧いただけること、心より感謝申し上げます。」
主 催 入江明日香展実行委員会
協 力 丸沼芸術の森
監 修 立島惠(佐藤美術館学芸部長・名古屋芸術大学特別客員教授)
企画協力 株式会社アルテ舎









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