W’UP★5月2日〜5月14日　EUROPEAN DIGITAL ART EXPERIENCE：THE IMMERSIVE IN OSAKA 2025　SEASIDE STUDIO CASO（大阪市港区）

EUROPEAN DIGITAL ART EXPERIENCE：THE IMMERSIVE IN OSAKA 2025
会　期　2025年5月2日（金）～5月14日（水）
会　場　SEASIDE STUDIO CASO（大阪府大阪市港区海岸通2丁目7−23）
チケット販売 https://osaka-kansai.art/pages/ticket
ホームページ https://immersiveartexperience.com/

　本展は、2025年に開催される国際芸術フェスティバル「Study：大阪関西国際芸術祭 2025」の一環として開催される没入型デジタルアート展です。ヨーロッパの最先端アーティストによるデジタルアート作品を紹介し、光・音・映像を駆使したフィジタル技術によって、鑑賞者を作品の中へと導きます。
　展覧会は、イタリア・フィレンツェを拠点とするStefano FAKE氏（THE FAKE FACTORY創設者）のキュレーションにより企画され、プロジェクションマッピング、ライトアート、デジタル彫刻などのインスタレーションを通じて、没入体験を提供します。

展覧会の構成
　展示では、20名を超えるヨーロッパのアーティストが参加し、それぞれが光と音を用いたインスタレーションを展開します。特にStefano FAKE氏が率いるTHE FAKE FACTORYは、2001年に設立された国際的なデジタルアートスタジオであり、これまでに数百のプロジェクトを手がけています。

参加アーティスト
VIDEOGEIST、PIXEL SHAPES、MP-STUDIO、ROCCO HELMCHEN & JOHANNES KRAAS、BETTY MU、KANAKA、WOA STUDIO、PANI PAWLOSKY、MICHELE PUSCEDDU、LEANDRO SUMMO、OOOPSTUDIO、MOULAB COLLECTIVE、FLxER、INZIST、OLO CREATIVE FARM、FULL FRAMES、HIGH FILES、H3、VITAMIN、LUCA AGNANI、SEBASTIEN LABROUNIE、JEREMIE BELLOT

キュレーター・Stefano FAKE氏コメント
　没入型デジタルアートは、鑑賞者を作品の中へと引き込み、作品そのものに没入させることを目的とした芸術です。光、音、映像、アニメーションを駆使し、鑑賞者の五感を刺激し、巻き込みます。アーティストの目指すのは「感情の容器」としての空間を創り出し、シームレスな感覚の流れを生み出すことです。アンディ・ウォーホルは、「ポップアートとは、物を愛することだ」と語りましたが、その言葉を借りるならば、没入型アートとは「人を愛すること」だと言えるでしょう。なぜなら、この分野のインスタレーションでは、アーティストと鑑賞者の間に重要な関係性が生まれるからです。
　この20年間で、新たな芸術表現が次々と誕生しました。同時に、鑑賞者の意識も変化し、「作品を鑑賞する」のではなく、「感覚の流れの中に入り込む」ことが求められるようになりました。フィジタルアートでは、デジタルデータが光を通して物理的世界と結びつき、鑑賞者に美的に洗練された感覚体験をもたらします。
　本展では、こうした新たな表現に挑み、ヨーロッパの創造力を世界へ発信してきたアーティストたちの作品を紹介します。

Stefano FAKE（ステファノ・フェイク）
　イタリア出身のビジュアル・アーティスト。1971年生まれ。プロジェクションマッピングやミクストメディアによる没入型アートを専門とし、世界各地の美術館やアートイベントで作品を発表してきました。2001年にTHE FAKE FACTORYを設立し、現在は500名以上の専門家とともに活動しています。