W'UP★11月13日~11月16日 特別展「センソリウム」 泉涌寺(京都市東山区)

日本の美術工芸を世界へ 特別展「センソリウム」
会 期 2025年11月13日(木)~11月16日(日)
会 場 泉涌寺(京都府京都市東山区泉涌寺山内町27)
開館時間 10:00~17:00(入場受付は16:30まで)
入館料 無料
ホームページ https://artkogei.com/
アーティスト
青木邦眞、石黒幹朗、髙須賀活良、田中里姫、津守秀憲、寺澤季恵、名和晃平、新實広記、原嶋亮輔、松崎森平、牟田陽日、森田志宝、八木マリヨ、八木夕菜、山崎萌子、若林和恵
- 青木 邦眞 Aoki Kunimasa 《出品作品》「生きものの領域18」
- 石黒 幹朗 Ishiguro Mikiro 《出品作品》「虚」
- 髙須賀 活良 Takasuka Katsura 《出品作品》「泥に眠る#2」
- 田中 里姫 Tanaka Saki 《出品作品》「楚々、憧憬」
- 津守 秀憲 Tsumori Hidenori 《出品作品》「存在の痕跡 ’23-4」
- 原嶋 亮輔 Harashima Ryosuke 《出品作品》「ソレラタチ アッケ」
本展は、工芸が本来有する素材感と技術の精緻さを基盤に、その造形を現代的な意味作用へと展開する作品を紹介するものです。キュレーターに黒澤浩美氏を迎え、「センソリウム」をテーマに、ガラス、紙、土、漆、天然繊維、皮、あるいは樹脂などの素材を用い、試行と修練を重ねた手技によって形を生み出す16名のアーティストの作品をご紹介します。「センソリウム」とは、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚という五感を総体として捉えた言葉です。工芸における素材の質感や手技の痕跡は、単なる視覚的な鑑賞を超えて、触覚や記憶を呼び覚ます身体的な体験へと観客を誘います。素材と技術の冴えを発揮しながら、歴史と伝統を継承し、現代に響く新たな表現を切り拓く、日本を代表する作家たちの創作をご堪能ください。
展示コンセプト
展覧会「センソリウム」は、従来の工芸と美術の境界を超えた形で、新しい造形表現に挑む作家による作品を紹介する展覧会です。タイトルの「センソリウム」は、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感を総括する人間の感覚体験の全体を指します。作品を愛でることは、視覚が優位と思われがちですが、実は、人は、五感を通じて獲得した、それぞれの身体的あるいは心理的な体験を、自身の記憶から蘇らせて作品に投影し、作品から得る新しい体験をフィードバックしています。 工芸作品は、手作業で制作されたかたちと関連付けられ、機能性、技術、陶器、織物、漆、木、金属などの素材の固有の特性に重点が置かれてきました。一方、現代美術の作品は、自己表現、または概念的な探求のためと理解され、形態、象徴性、感情的な影響を重視する傾向があります。展覧会「センソリウム」では、美術と工芸というカテゴリーで作品を分類するのではなく、互いを結びつける特性に着目して、人を介して、ひとつの体験の「回路」が生まれることを期待するものです。 観ることで生まれる、作品と私たちの間の創造的な共鳴を脳内に作り出すよう促し、自身の経験を想起し再解釈する。この流動性が世界を見る新たな視点と体験を刺激する可能性を示しています。
黒澤 浩美
前 金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター。
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。
建築、コミッションワークの企画設置に関わる。
2004年の開館記念展以降、金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターとして、「オラファー・エリアソン」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」「マーク・マンダース」「ミヒャエル・ボレマンス」など、国内外で活躍する作家と作品を紹介。
ミュージアム・コレクションの選定や学校連携や幅広い年齢の来館者に向けた教育普及プログラムも企画実施。
2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)に参加。
2018年東アジア文化都市(金沢)総合キュレーター。
2022年より株式会社ヘラルボニー アドヴァイザー、2025年3月に金沢21世紀美術館を離れ、同4月より株式会社ヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)に就任。岡山にある公益財団法人石川文化振興財団ラビートホールのディレクター、株式会社anemos共同代表。東京芸術大学特任教授。
公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/japan_art_kogei/
YouTube https://youtube.com/channel/UCDZrRViWDdwhf2hy5kROi1g?si=QKU51YsyskiaoXx_
RED https://www.xiaohongshu.com/user/profile/6172e75800000000020215e4
Bilibili https://space.bilibili.com/1616473698
主 催 日本の美術工芸を世界へ実行委員会
共 催 一般社団法人関西イノベーションセンター/京都府
後 援 寺田倉庫株式会社/TOUCH GROUP株式会社/株式会社ランドリーム
協 力 泉涌寺/京都仏教会
監 修 キュレーター 黒澤 浩美
会場設計 ArtTank
会場運営 株式会社阪急阪神百貨店










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