W'UP★1月25日(土)・1月26日(日) 余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野 福島県双葉郡広野町 二ツ沼総合公園

W'UP★1月25日(土)・1月26日(日) 余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野 福島県双葉郡広野町 二ツ沼総合公園

余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野
開催期間 1月25日(土)9:30〜16:00
     1月26日(日)9:30〜15:00
開催場所 福島県双葉郡広野町 二ツ沼総合公園「合宿の宿」「清明館」およびその周辺
入場料 一般 / 1日券:前売 550円/当日 600円
    一般 / 通し券:前売 880円/当日 900円
※高校生以下は入場無料です。
※通し券は会期中2日間、何度でもご入場可能です。
※価格は全て税込です。
URL https://artfairhirono.com
主催・運営 余白のアートフェア福島広野 実行委員会
協 賛 三愛化成商事株式会社、リープ株式会社、株式会社トークアイ 代表 佐野良太、株式会社 折茂製作所、株式会社アドバイザービルマン、ハタゴイン福島広野
後 援 広野町、株式会社広野町振興公社、広野町商工会、広野町観光協会、福島県、ウクライナ大使館

出展作家イメージ

被災地から始まる、新しい形のアートプロジェクト
 余白のアートフェア福島広野実行委員会は、2025年1月25日(土)・26日(日)に福島県双葉郡広野町で「余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野」を開催します。 
 「東北に春を告げるまち/日本一美しい日の出の町」と言われながら、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により緊急避難区域となり、復興・創生のためにさまざまな取り組みが行われてきた福島県双葉郡広野町。この地を「未来を産み出すための、余白に溢れた場所。」ととらえ、既にアートの中心にいるアーティストはもちろんのこと、まだ「アートの余白」の中にあるようなアーティストをたくさんご紹介する2日間にできればと考えています。新しく立ち上がるアートフェアにぜひご注目ください。

「余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野」について
 「余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野」は、福島県双葉郡広野町 二ツ沼総合公園で開催する新しいアートフェアです。
 20組以上のアーティストが会場に集い、アーティスト本人が直接作品を紹介・販売する予定です。また、合わせて国際公募を実施し、国内外のアーティストの参加を募ります。
さらに会期中には、アーティスト支援のためのワークショップやアーティストとの交流会なども実施します。様々なアートの表現やイベントをお楽しみ下さい。

「余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野」公式サイト及びSNS
Instagram  https://www.instagram.com/art_fair_hirono/
X(旧Twitter) https://x.com/art_fair_hirono
Threads https://www.threads.net/@art_fair_hirono

参加予定アーティスト
愛☆まどんな
杉田曠機
池谷友秀
小山ひとき
曽根絵里子
田村勇太
青山紗え
青木みのり
ハタノワタル
竹腰隼人
柴田直樹
ミルヨウコ
新井文月
NINIGI TIGER
赤津美絵
舘星華
池原悠太
西永和輝
Nadine Baldow
あるほなつき
渡邉舞
石塚由美子
石川琢弥
山崎晴太郎 他

ディレクター・山崎晴太郎からのご挨拶
 広野町の土地の歴史を紐解くと、かつてはとても貧しく、大人は冬になると出稼ぎに行くのが当たり前の地域だったようです。その後、高度経済成長期に発電所が幾つも浜通りに建てられたことで、隣接するいわき市のベッドタウンとしての発展が始まりました。そして、東日本大震災。広野町もまた原発事故により、全町が緊急時避難区域となりました。2024年の9月30日で解除から13年となり、現在では全町民の9割が町内に帰還されたとのことです。 こうした経緯から広野町は浜通り12市町村の復興の前線基地となり、津波と原発事故の爪痕からこの地域を蘇らせるための活動に大きな役割を果たしてきました。町の北部にあるJビレッジが、かつて原発事故対応拠点として全世界の注目を集めたことが記憶に残る方は多いと思います。
 丘の上には、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校があります。これは双葉郡内の県立高校が震災の影響で学校ごとの避難を続けざるを得ない中、双葉郡に帰還した子どもたちが学びを続けられるようにと設立された高校です。
 「未来を産み出すための、余白に溢れた場所。」
それが、広野町にもった素直な印象でした。「余白」という言葉は、もともとは西洋の本作りの技術が日本に輸入された際に、marginの訳語として作られたもののようです。日本の美意識の中での余白は、西洋の「空白blank space」とは違い、何も無い場所ではなく、人々がそこにまなざしを向けるその都度、そこから様々なものが湧き出してくる場所です。
 広野町にまなざしを向けてみると、そこはまさに空白ではなく余白のような土地、まなざしを向けるたびに様々なものが湧き出してくるような土地でした。
 アートの世界にも、アートの中のアートとされているような作品があります。アートの中心です。そして、中心があれば周縁もある。アートの歴史は周縁から現れたものが、次の時代のアートの中心として認められていくことの繰り返しです。
 このアートフェアでは、既にアートの中心にいる作品たちはもちろんのこと、まだ「アートの余白」の中にあるような作品たちにも、たくさん参加してもらえればと考えています。「余白」の元になった西洋の言葉、「margin」。その形容詞は「marginal」。「辺境の」「境界領域の」「二つの文化に属するがどちらにも十分には同化していない」といった意味になります。
 これは、福島県広野町で開かれる、「marginal」なアートが集まる場としてのアートフェアです。
「余白のアートフェア福島広野 / Marginal Art Fair 福島広野 2024」を、どうぞよろしくお願いいたします。
 ディレクター 山崎 晴太郎

ポートレイト
山崎 晴太郎
 株式会社セイタロウデザイン代表。立教大学卒。京都芸術大学大学院芸術修士。ブランディングを中心に、グラフィック、WEB・空間・プロダクトなどのアートディレクションを手がける。国内外の受賞歴多数。各デザインコンペ審査委員や有識者委員を歴任。主なプロジェクトに、東京2020オリンピック・パラリンピック表彰式、旧奈良監獄利活用基本構想、JR西日本、Starbucks Coffee、広瀬香美、代官山ASOなど。
 また、2018年よりデザインの仕事では表現出来ないものを表現するために現代アート作品の制作を開始。以来、彫刻、インスタレーション、映像、絵画、メディアアートの分野で現代美術作品を制作。世界における曖昧さ、はかなさ、描かれなかったもの、語られなかったもの、形にならなかったものの美しさを作品に見いだし、表現することを試みている。これまでLondon, NewYork, Venice, Washington DCなどのグループ展に参加。 「TIME SPILLED OVER」(BlueLineArts / California, 2023)、「越境するアート、横断するデザイン。」(スパイラルガーデン / 東京, 2024)、Hošek Contemporary (Berlin, 2024)のほか、Galerija Vrba (Bosnia-Herzegovina)、にて個展開催予定。「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)、「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ系)にコメンテーターとして出演中。著書に『余白思考』(日経BP)。

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