【10月9日 ウィークリー告知まとめ版】欧米と日本の美(アート)の捉え方の違いーその2 展覧会・イベント・アート情報、今週のアラカルト!

【10月9日 ウィークリー告知まとめ版】欧米と日本の美(アート)の捉え方の違いーその2 展覧会・イベント・アート情報、今週のアラカルト!

感動するものは、残ります。

というか美術館などに残っている作品を見ると、少なからず感動する作品に遭遇します。

先々週、欧米文化と日本文化の違いを述べました。(告知まとめ版バックナンバー)

ユダヤ・キリスト教的(この言い方は語弊がありますが、他にどう言っていいかわからないので仮の言い方です)人間中心な文化の欧米、自然の一部というアニミズム的な日本文化。

主従関係といいますが、欧米的思考は、自分が主。日本的思考では、自分は従の世界感。

英会話のメルマガを購読しているのですが、こんな内容のメルマガがありました。

-----引用

日本人とは違い欧米人はまず結論から述べます。
日本人は背景を説明してから結論を述べることが多いと思いますが、欧米人はその正反対です。
例えば、「今日新しいスマホが届いたからハッピーなんだ」
と日本人は言うのに対して、欧米人はまず「ハッピーなんだ」という結論を述べます。

I'm happy because my new smart phone arrived today.

私は幸せです。なぜなら今日、私のスマートフォンがとどいたから

(しかし、)

My new smart phone arrived today so I'm happy.

今日、私のスマートフォンが届いたので、私は幸せです。

とは言いません。

まずは結論から知りたいんです。

Fruitiful Englishより https://www.fruitfulenglish.com/

----引用ここまで

日本では元来、富士山や紅葉で赤く染まった山々、そういう大自然に心を打たれ、その感動を写しとることが画家の仕事でした。

伊藤若冲が、一心不乱に鶏を観察した、毎日朝から晩まで庭の草花を見入っていたなどなど、そういったアーティストにまつわる逸話も多く伝わっています。

むしろ作品の素晴らしさを説明する際のお決まりのエピソードではないでしょうか。そんなに努力して描いたんだ、だからいい絵なんだ、と。

日本では感動するものを模写し、その美を描き写すのが画家だ、よく観察し、その真の姿を知っているのが画家なのだ、と。

まず一番の美があり、それを倣う。従。

しかし欧米の美術館で出会う泰西名画は、それとは違う感じがします。

先に述べたように、描き手は、主です。

自分が一番の美を作り出す=神に与えられた人間としての仕事を果たす=神に報いる。

絵を描くと言うことは、とても宗教的な行為なのかもしれません。

日本では、神は自然に宿しそれを描く。欧米では神の僕が人間で、その力を描く。

コンテキストとよくいますが、コンテクストとは、人間の美の世界の拡張作業の記録です。

(こうなると、美という言葉も日本人的意味あいと欧米的な意味合いは、微妙に違うのかもしれません)

なので、その変化(拡張作業)で、なにがどのように変わったのか、を知ることはとても重要です。

つまり欧米文化では、人間が主で、画家という人間が新たな地平を開拓した業績を称賛するのです。表現の可能性を開拓したことを評価するのです。

王侯貴族の肖像や物語を描くことが画家の仕事だったのを、庶民の生活にスポット当てたクールベ。

農民は貧乏でまともに食べられないので、落穂を拾ってそこに残った麦を集めて食の足しにしていた貧困な生活を「落穂拾い」に描いたミレー。

当時、絵描きで成功したかったら、有名になりたかったら、そんなモチーフの絵は、決して描こうとはしないでしょう。当時人気の題材や貴族や権力者が好む絵を描くでしょう。

美術館に飾ってある数々の名作はそんな絵画の常識を打ち破ったものが集まっているのです。

印象派のゴッホもデュシャンの便器も、ピカソのアルルの女も、それまでの既成概念、常識を覆したから名を残したのです。

欧米では、美=力とも言えそうです。

昔、バルセロナのピカソ美術館に行って、ピカソが6歳頃の描いたデッサンとかみたけど、うますぎて信じられませんでした。

でもピカソはその技術よりも新たな表現世界を開拓することの方が大事だと知っていたのか、そっくりそのままに描くことに飽きたらなかったのかわかりませんが、独自の表現世界に邁進していきました。

さて、そういった名作群を前にすると圧倒的な存在感、パワーを発しているのに驚かされます。

そのことを裏返すと、彼らがその常識を覆すほどの精神力を宿していたから、そのパワーが絵に乗り移っていたとも妄想してしまいます(スピリチュアル系かも)。

セザンヌの「水浴の男」もそのときの絵画の常識だったサロンに出すも、「下手くそ!」と罵倒嘲笑の嵐、門前払いです。

ところが当時、業界でブイブイ言わしていたサロンのお偉方の作品はほとんど残っていません。

今だからセザンヌの作品の凄さはわかるのですが、自分がもし、当時生きていてセザンヌの絵をみても、おそらく同じように下手だなぁ、とつぶやいていたことでしょう。

などなど理屈をいくら言っても、実際、そんな常識を破るなんて誰にでもできることではありません。

自分の好きな画家の一人、長谷川利行は、ガード下でのたれ死んだし、まあ、自分だったら孤独死が精一杯だなぁ。

とまあ、いつものように自虐ネタで終わってしまいました(笑)

断っておきますが、決して日本のアートが欧米に劣っているということではありません。違いを知っていればまた違った感動を得る手助けになればと。

やはり日本の絵でも欧米でもアフリカの作品でも、理屈なくいいものはいいのです。

では、今週のアラカルトアート情報です。


青山大介・谷川夏樹作品展 神戸みなと物語 アジアのマザーポートへ

神戸海洋博物館では、 2021年10月26日(火)~12月12日(日)まで、「青山大介・谷川夏樹作品展 神戸みなと物語 アジアのマザーポートへ」を開催いたします。
前年秋開催の「神戸みなと物語」シリーズ2回目となる企画展。
兵庫県在住の画家・青山大介と谷川夏樹は、日本におけるコンテナポート発祥の地である神戸港を舞台とした絵本製作と普及をめざす「神戸みなと物語アクト」を展開。
2020年は「栄光の摩耶ふ頭」と題し日本ではじめてコンテナ荷役が行われた時の様子を紹介。
2021年は「アジアのマザーポートへ」と題し神戸港がアジアを代表するコンテナポートへと成長し、その後阪神淡路大震災に直面しながらも復興していく様子を画家目線で表現します。絵本用に書き下ろした絵画作品とあわせて関連資料を展示します。

青山大介・谷川夏樹作品展 神戸みなと物語 アジアのマザーポートへ
会 場 神戸海洋博物館 2階企画展示室
日 時 2021年10月26日(火)~12月12日(日)
時 間 10時00分~18時00分(入館は17時30分まで)
主 催 神戸海洋博物館
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
観覧料 大人(大学生以上)900円、小人(小・中・高校生)400円


【応募料無料/決選出場者に渡航・宿泊・食費を提供/最大800万円の賞金】『オーチャード・グランプリ Asia Pacific Ballet Competition』誕生。

2021年10月よりエントリー受付開始、2022年8月6日(土)・7日(日)にオーチャードホールで決選。
「翔べ。まだ見ぬその先へ」 どんなに苦しい世界が訪れようとも、自信を持ってこの言葉を、未来の芸術文化を担う若者のために贈りたい。そのような想いから革新的なシステムを持つ新たなバレエコンクール『オーチャード・グランプリ Asia Pacific Ballet Competition』を開催します。コロナ禍に対応したオンライン審査・未来を変える賞金・視座を上げる国際的審査基準・参加者全員の成長機会となる実践型学びのコンテンツなど、特別な体験を提供することをお約束します。
本コンクールの特集ページはこちら
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/22_OGP/


「TOKYO ART BOOK FAIR 2021」
オフライン会場
会期:2021年10月28日(木)15:30-17:45
   2021年10月29日(金)、30日(土)、31日(日)10:30-17:45
会場:東京都現代美術館
住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/
入場料:一般 1,000円(税込) *事前予約・2時間15分ごとの入れ替え制
オフライン会場 チケット購入サイト:https://bit.ly/3lImqWs
販売期間
2021年10月4日(月) 12:00- 各時間枠 終了時刻の30分前まで
※2時間15分ごとの枠の定員は、各300名になります。
※定員に達しましたら販売を終了します。
詳細はこちらhttps://tokyoartbookfair.com/

オンライン会場
会期:2021年10月22日(金)~2021年10月31日(日)
会場:https://tokyoartbookfair.com
コアタイム:10:30-18:00
*コアタイムは、オンライン会場出展者とリアルタイムで交流がしやすい時間帯になります。
入場:無料


世界最大の「和紙」限定の国際版画展 「アワガミ国際ミニプリント展2021」が徳島県で開催

1300年の歴史を持つ阿波和紙の啓蒙と継承を目的とし、多様な活動を行う一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館にて、世界58カ国から集まった1800点を超える版画作品を一堂に展示する「アワガミ国際ミニプリント展2021」を2021年10月9日(土)より開催します。
アワガミ国際ミニプリント展2021
2021年10月9日(土)~11月7日(日) 9:00~17:00
第一会場 一般財団法人 阿波和紙伝統産業会館(徳島県吉野川市山川町川東141)
第二会場 いんべアートスペース(徳島県吉野川市山川町建石116)
共通入場料 一般:300円 学生:200円 小中学生:150円
協力 吉野川市商工会、 阿波手漉和紙商工業協同組合、 富士製紙企業組合
http://miniprint.awagami.jp/index_jp.html


【レボン快哉湯】10月10日は銭湯の日!レボン快哉湯×イラストレーター宮岡千賀 コラボレーションエキシビジョン「ゆ」を開催!

宮岡氏による銭湯をモチーフにした全点描き下ろしイラストを展示
銭湯カフェ「レボン快哉湯(東京都台東区)」にて、2021年10月10日(日)~10月24日(日)の間、イラストレーター宮岡千賀氏とのコラボレーションエキシビジョン「ゆ」を開催することをお知らせします。

レボン快哉湯×宮岡千賀 コラボレーションエキシビジョン「ゆ」
開催期間:2021年10月10日(日)~2021年10月24日(日)
展示時間:平日12:00~19:00、土日祝11:00~19:00
※レボン快哉湯の営業時間に準じます。
入場料:無料 ※座席をご利用の場合はカフェメニューを1品ご注文ください。
感染対策:ご来場の際はマスク着用、入口での手指消毒をお願いいたします。
その他:展示作品の販売も行います。購入をご希望の方はカフェスタッフまでお声掛けください。


凸版印刷、「可能性アートプロジェクト展2021」をリアル開催

「無限の可能性、才能」をテーマとした障がい者アート作品とARコンテンツや商品化事例などのアート作品を付加価値化した実例を展示
 凸版印刷株式会社は、バーチャル空間上に構築したトッパン小石川本社ビル(所在地:東京都文京区)を展示会場とした障がい者アート展示会「可能性アートプロジェクト展2021」を、2021年3月29日(月)よりオンライン開催しています。
 このたび、 新型コロナウイルス感染拡大をうけて延期していたリアル展示での「可能性アートプロジェクト展 2021」を、2021年10月5日(火)から12月19日(日)まで、 トッパン小石川本社ビル1Fエントランスで開催します。

トッパン小石川本社ビル 1Fエントランス
東京都文京区水道1-3-3
開催期間 2021年10月5日(火)から12月19日(日)まで
開催時間 10:00~18:00
入場料 無料


絹谷幸二 天空美術館(大阪市北区)にて「JQA地球環境世界児童画コンテスト優秀作品展」を開催

一般財団法人 日本品質保証機構(略称:JQA)と国際認証機関ネットワーク(略称:IQNet)が主催する
「JQA地球環境世界児童画コンテスト」の第21回優秀作品33点を、2021年10月3日(日)~11月1日(月)まで
絹谷幸二 天空美術館(大阪市北区)にて展示いたします。

日程 2021年10月3日(日)~11月1日(月)
会場 絹谷幸二 天空美術館
(大阪府大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階)
https://www.kinutani-tenku.jp/
アクセス JR大阪駅 中央北口、阪急大阪梅田駅 茶屋町口、Osaka Metro御堂筋線 梅田駅
5番出口より徒歩約9分
開館時間 10:00~18:00(月~木)、10:00~20:00(金・土・祝前日)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日
入場料 一般1,000円、中・高・大学生600円、小学生以下無料


【日本初】NFTアートオークション「NFT in the History of Contemporary Art」開催のご案内

SBIアートオークション株式会社は2021年10月30日に、アートオークションでは日本初となるNFTセールを開催いたします。
ゲストキュレーターに、気鋭の文化研究者の山本浩貴氏を迎え、NFT作品が実現する現代アートの未来について探ります。
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)について、2021年3月に75億円で落札されたBeeple以降、現代アート界の反応は落札金額や大御所作家の新しい取り組みに対する報道が中心となっています。
 一方NFTの導入で、映像等デジタルデータ作品の価値づけのための唯一性が担保されるようになり、オンライン上で売買、 保管するインフラが整備されつつあります。 SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、 代表取締役:森田俊平)は現在の動向を歴史的事象と捉え、アートオークションという多様な作家が登場する舞台でスポットライトを当てるとともに、 文化研究者の山本浩貴氏と共に美術史文脈での位置づけについて探ります。なお作品のNFT化は、アート作品のブロックチェーン証明書発行等で提携するスタートバーン株式会社の協力のもと、アート流通のためのブロックチェーンインフラ「Startrail」を活用して実施し、作品の真正性や信頼性の担保および長期的な価値継承を支えます。

NFTオークション
「NFT in the History of Contemporary Art: a Curated Sale by Hiroki Yamamoto」
【開催日時】2021年10月30日(土)13:00~「Modern and Contemporary Art Vol.47」内にて
【会場】ヒルサイドフォーラム (〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1F)
【下見会】展示期間:10月27日(水)12:00-19:00 | 10月28日(木)11:00-19:00
※オークション当日は会場で実際にオークショニアがオークションを執り行います。
※ご来場以外にも、電話・書面による事前入札のほか、LIVEで動画配信を見ながらPCやスマートフォンの画面越しにオンラインでご入札参加いただけます。詳細は、下記特設ウェブサイトをご確認ください。

特別コンテンツ *リンクはこちら https://www.sbiartauction.co.jp/sp/20211030/jp/
1. トークセッション「長谷川祐子×山本浩貴 ~アートの未来を語る~」
2. 解説「What is NFT Art ?」 byスタートバーン株式会社 CEO 施井泰平


第17回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテストグランプリ作品
「稜線を行く」森本 修 様(愛知県)

「第18回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト」Instagramフォトコンテストとして開催

 総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(本社:さいたま市)は、今年で18回目となる「タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト」を開催いたします。本年度は従来の形式ではなく、初めてInstagramフォトコンテストへ形式を変えて実施いたします。
 本コンテストは、マクロレンズ撮影の楽しみ方を写真好きの皆様にお伝えすることを目的として、マクロレンズで撮影された写真であればメーカー名・旧モデルを問わずご応募いただけるユニークなフォトコンテストです。2004年に第1回が開催されて以来、マクロレンズならではの世界観やマクロレンズの新しい表現など、数多くの素晴らしい作品をご応募いただいており、昨年の第17回は総応募点数5,693点にものぼるご応募をいただきました。
 植物や虫、小動物などのネイチャー写真を対象とする「ネイチャーの部」 と、人物・アクセサリー・料理やテーブルフォトなど、ネイチャー写真に限らず広く対象とする 「ノンジャンルの部」 の2部門を設定。Instagramを活用したフォトコンテストとなりますので、応募部門のタグをつけて気軽にご応募いただけます。
タムロン公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/tamronjp/

募集期間 2021年10月6日(水)~11月21日(日)(この期間にInstagramに投稿された写真に限ります)
募集部門 テーマは自由 (応募作品は下記のどちらかの部門にご応募下さい)
ネイチャーの部   植物や昆虫、小動物などのネイチャー写真を対象
ノンジャンルの部  人物・アクセサリー・料理など、ネイチャーに限らない写真
応募方法など詳細につきましては以下の募集ページよりご確認ください
「第18回 タムロン・マクロレンズ フォトコンテスト」Instagramフォトコンテスト紹介ページ
https://www.tamron.jp/special/contest/macrocon2021

ではまた来週!

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